Adobe Illustrator CC 2017の新機能について書いてみた。
Adobe Creative Cloud 2017、現る!Illustrator編!
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/features.html
2016年11月2日にAdobe Illustrator CC 2017がリリースされました。
2016をぶっ飛ばして2017にワープしました。
もうIllustrator CC 2017にされましたか?
Illustrator CC 2017にしたらどんな良いことがあるの?
と疑問に思っている方も多いと思います。
というわけで、最新のIllustrator CC 2017の新機能について書いていきたいと思います。
フォントを探しやすくなった
フォントをお気に入りに登録できるようになった
このように「☆」をクリックするだけでお気に入りに素早く登録することができ、よく使うフォントや気に入ったフォントをすぐ探せるようになりました。
お気に入りのみをフィルタリングすることも出来ます。
これ便利ですよね~!
フォントの分類によって検索結果を絞り込むことができるようになった
フォントを分類によってフィルタリングし、検索結果を絞り込むことも出来るようになりました。
さらにはお気に入りやTypekitのフォントに絞り込んだ上で、さらにフォントを分類しフィルタリングすることもできるので、フォントがたくさんあって探すのが大変だった方もこの機能を使えば一瞬にしてお目当てのフォントを見つけることができるでしょう。
これまで通り、最近使用したフォントも出てきますよ!
フォントのライブプレビューが出来るようになった
フォントリストのフォント名をマウスオーバーするだけで、選択された文字がこのようにライブプレビューされるうようになりました。
今までも出来ていたような気がする機能ですが、実は2017になって出来るようになった機能だったんですね。
素晴らしい!
上記の機能によって、従来のIllustrator CCに比べ格段にフォントを探し出す時間が短縮されるだろうと思います。
異字体のコンテキスト表示が出来るようになった
例えば近藤という文字の「藤」には異字体が複数ありますが、このように異字体のコンテキスト表示が出来るようになったことで、すばやく異字体に置き換えることが出来るようになりました。
欧文だってこの通り。
すばやく置き換えることが出来ました。
サンプルテキストの割り付けが出来るようになった
文字ツールを利用して作成したテキストオブジェクトなどへ、サンプルテキストの割り付けが出来るようになりました。
もう「あああああああああああああああああああああ」と打たなくてもいいのです。
デフォルトの設定だと自動的に割り付けされますが、環境設定でこの機能を止めることも出来ます。
たとえその機能を止める設定にしたとしても、書式から「サンプルテキストの割り付け」をクリックすることで、サンプルテキストを割り付けることが出来ます。
パス/シェイプへのテキストの読み込みが出来るようになった
このような.txt形式のファイルがあったとします。
そんな.txt形式のファイルを、なんとパスやシェイプに対してもテキストの読み込みが出来るようになりました。
このような読み込み方も勿論出来ますよ〜!
ちなみに読み込み可能なファイル形式は、.txt形式、.rtf 形式、.doc形式です。
特殊文字を選択出来るようになった
著作権記号だってこの通り簡単に挿入することが出来ます。
登録商標記号だって。
商標記号だってこの通り。
他にも特殊文字の挿入では、「シンボル」ですと、箇条書き・省略記号・段落記号・セクション記号があり、
「ハイフンおよびダッシュ」ですと、EMダッシュ・ENダッシュ・任意ハイフンがあり、
「引用符」ですと、左二重引用符・右二重引用符・左一重引用符・右一重引用符があります。
空白文字の挿入では、EMスペース・ENスペース・極細スペース・細いスペースがあります。
分割文字の挿入では、強制改行があります。
ピクセルグリッドに自動調整されるようになった
ピクセルパーフェクトと呼ばれるものを簡単に作れるようになりました。
描画時に自動的にピクセルグリッドに整合!
オブジェクトを移動したって無敵!
オブジェクトの拡大縮小も大丈夫!
コントロールパネルの「ピクセルにスナップ」アイコンをクリック!
オプションで細かく設定することも可能です。
テンプレートが使えるようになった
なんと新規ドキュメント画面でテンプレートが使えるようになりました。
新規ドキュメント画面からテンプレートをAdobe Stockから検索でき、購入することも出来ます。
※検索するとブラウザが立ち上がります。
それぞれ用途に分けられた無料のテンプレートも豊富です。
UX(ユーザーエクスペリエンス)のリニューアル
「大きなタブ」のチェックが追加され、チェックするとファイルやパネルのタブが大きくなるようになりました。
4つのカンバスカラー(暗め/やや暗め/やや明るめ/明るめ)からカスタマイズすることが出来るようになりました。
アイコンのデザインも変わっています。
その他
アートワークの編集中にズームインまたはズームアウトすると、選択したアートが中央に表示されるようになりました。
また、選択範囲にアンカーポイントまたはセグメントがある場合に、ズームインまたはズームアウトすると、それらのアンカーポイントが中央に表示されます。
操作性の向上に役立つバグの修正、安定性の向上およびパフォーマンスの強化。
出典:https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/using/whats-new.html
長々と書いてきましたが、とにかく最新版は魅力的な機能が満載になっております。
是非とも、Adobe Illustrator CC 2017にアップデートしてみてください!